概 要
「落書きノートを置き忘れたことをきっかけに知り合った女の子に、片思いの気持ちが募っていく……。他漫画、イラスト、弾き語りのビデオ」
編集部員A
「今回の応募作の中で一番おもしろかったです。イラストもえらい描き込みでパワフルだし、漫画は言いたいことがすごくストレートに伝わって来るし」
編集部員B
「この人はムチャクチャすごい人だと思う。漫画だけじゃなく、イラスト、音楽も送ってきてるけど、ほとばしる表現欲求を感じる。ムチャクチャ担当したい!」
事務局長・島田
「若い人がその人の日常生活を等身大に描く。こういう作品は新人賞には圧倒的に多いけど、この人が他の人と明らかに違うのは、明るいこと。青春時代なんてそんなものだけど、要するにこの手の応募作の大半は悶々と悩んでいるだけの話なんだよね。だから新人賞ってけっこう暗い作品も多い。でも、この人、語り口が明るいんです。語り口ってのはその人の天性のもので、この人は何を描いてもきっと明るくなる。それってすごい才能だと思いますよ」
編集部員C
「小説だと、一人語りの妄想のおもしろさを見せるものがあるけれど、漫画だと一人語りで読める作品はあんまりない気がします。でもこの人は、一人語りのまま、すごいものを生み出せるのではないか?」
編集部員D
「うん、たしかにこの人はあんま編集者が余計な口出しすべきじゃないと思いますね。しかしこの人、漢字の間違い多いよねえ?、勉強していないこと丸わかりだよ(笑)」
事務局長・島田
「ビデオも送ってきてるんです。一人でカメラに向かって自己紹介して、延々ギターひいて自分でつくった歌を歌いまくるんだけど、まったく面白くないんだ、これが(笑)。でも、見てるとなぜか人物にはすごく好感をもっちゃうよね」
副事務局長三村
「うん、自分のことが大好きだっていう感じが、とても気持ちがいいです」
事務局員加藤
「でも、そんなこと評価に反映させていいのか……(苦笑)
編集部員E
「内省的な新人はすごく多いけど、この人は自己顕示欲が強くて、いい意味ですごい“バカ“だと思いますね。一種のバカじゃないとここまで必死で描けないよ。めちゃくちゃ才能感じる」